【フォトニコ招待写真作家】Kiiroさんの海外活動報告

公開日: : 参加者紹介

可憐さと強さを併せ持つ「コスモス」の尽きることの無い魅力をテーマに作品制作し続けているKiiroさん。写真という世界の中に、自身の中に取り入れ咀嚼してきた油絵・音楽・詩などの要素も調合し、独自の作風を生み出しています。韓国やパリなど海外でも活躍の場を広げている近況をご報告します。

 

EMON PHOTO GALLERY 個展「Light」

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2014/08/19~09/20まで新作写真展 「Light」EMON PHOTO GALLERY で開催しました。こちらのギャラリーでの展示は3回目、前作から2年ぶりの個展だということで、会場には、制作にかけた2年分の想いとkiiroさんの世界観で溢れていました。

入り口の部屋には、1メートル以上の大きな作品が6点展示されていました。大きくすることで見えてきた細かな混沌とした部分が作品をさらに物語ってくれているようです。作品の存在感もあって、包まれるような錯覚があります。

一方、奥の部屋にはスモール作品が展示されていました。大きな世界(手前の部屋)と小さな世界(奥の部屋)。光と闇、昼と夜、男と女、対立する二つが存在することで出来ている、この世界を表現したかったのだそうです。

展示は生き物です。今、この展示はこの瞬間しか存在しません。観に来て頂いた方には、個展の展示空間、構成、そのものが作品として感じてもらえたらとても嬉しいです。(Kiiro)

 

DAEGU PHOTO BIENNALE 2014

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2014/09/12~09/12に、韓国の大邱文化芸術会館で行われた「大邱(テグ)フォトビエンナーレ 2014」に招待作家として出展。企画展 FULL MOON:A Story of Sky and Earth(満月:天と地の話)に作品「OPERA」で参加しました。

…この作品は二つで一つの様な気がしていて、それぞれ対象的な世界の中にも、互いが支え合っている様な気がしています。一つは静かな静寂の世界。もう一つは祭りの様な力強い世界。対象的な二つの要素が共存している世界が宇宙であり、コスモスの語源である宇宙(コスモ)なのだと思います。…国を超えてもこの二つの作品は一緒なのだと嬉しく感じています。(Kiiro)

 

fotofever

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11月のパリには、年に一度の「パリ写真月間」という写真のお祭りがあります。「fotofever」は「Paris Photo」「off Print」など、その期間に街のいろいろな会場やギャラリーで開催されているイベントの中の一つ。今年は、2014/11/14~11/16にルーブル美術館内で開催されました。

「Light」は EMON PHOTO GALLERY のブース内に展示されました。老若男女でにぎわったというオープニングレセプションで早速作品が購入されるなど、嬉しい報告を聞きました。

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また、制作されたZINE「White Star」が、同時にパリの Rock Your Dummy award(写真集のアワード)のBest30にも選ばれ、イベント Le Photobook Fest で展示されました。会場は、「パリのはずれの方の裏道で、夜はめっちゃ怖い(Kiiro)」という場所だったようですが、会場内は一転して、写真好きが集まり盛り上がっていたようです。

大袈裟な表現かもしれませんが、人生に革命を起こす為です。正確には、制作に打ち込める環境を得たいと思っています。(Kiiro)

という覚悟を胸に、パリへと赴いたKiiroさん。得たものは大きかったに違いありません。

旅は大変な事の連続でしたが、展示作品を通じて、地球の裏からやって来て、出逢うべき方々と出会えた様な気がしています。それがとても嬉しい。作品を通じて良い意味での化学反応が起こりコミュニケーションが出来ました。…作品を気に入って下さり「これからも作品を制作して下さい」と言って下さった方がいらっしゃいました。涙が出るくらい嬉しい言葉でした。私にとって一生忘れられない言葉になるでしょう。(Kiiro)

そんなkiiroさんが帰国後、「大邱(テグ)フォトビエンナーレ 2014」と「fotofever」報告会を開いてくださるとのこと。世界的な写真のイベントを通して、自身の目で心で全身で感じてこられたkiiroさんの想いを、直接聞くことの出来るチャンスです。

 

「大邱(テグ)フォトビエンナーレ 2014」「fotofever」報告会

  • 日時:2014/12/06(土)
  • 時間:13:30~15:30
  • 参加費:1500円(ワンドリンク付)
  • 定員:15名

予約連絡先:kiirofoto@gmail.com 件名「イベント参加」

店名:箱店×小仕事カフェ favori(ファボリ)
住所:〒157-0062 世田谷区南烏山6-6-15
最寄り駅:京王線 千歳烏山

電話:03-5969-9176
営業時間:13:00~18:00 (★金曜・土曜は20:00まで)

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    ・点数:32点
    ・総額:365,200円
    (Tokyo Institute of Photography)

    <2015年>
    ・点数:191点
    ・総額:1,225,956円
    (渋谷ギャラリー・ルデコ)

    <2014年>
    ・点数:141点
    ・総額:1,233,925円
    (渋谷ギャラリー・ルデコ)

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