写真販売ロジック3:視点のわけまえ
公開日:
:
最終更新日:2017/04/11
作品制作のヒント
写真販売ロジック1:斜め横からつながる
写真販売ロジック2:心おきなく売る で新しい機会と立場をお伝えしました。
続いて、写真販売ロジック3:視点のわけまえ です。
新しい視点を考えられる場でもある
コンスタントに買っていただいている経験から、少しコツのような話をすると(とはいえテクニックみたいなのはあるようでないのですが)、一番大事なのは「独りよがりにならない」「相手を想う」ということです。ここがけっこう抜けている人は多い。そして、この視点は応用すると海外での評価軸にもつながります。「その写真のシリーズは社会とどのような接点を持っているか」という話です。
自分の世界観を作り上げるのは非常に重要なことですが、「独自」と「独特」は違う、そんなニュアンスです。観覧者の人にとってなにかしら感情が起きるということはその人の琴線に触れているということで、そこから「欲しい」と思ってもらえるとしたら、それはこれまで普通に観覧して「すごい」「キレイ」「かっこいい」etc…みたいな感想からもう一歩、その人のパーソナルな部分に、踏み込んでいけた・・どちらかというと、むこうから歩み寄ってくれる?そんなパズルのピースがはまるような感じだと思います。
片思いは往々にして成就しないってことです。日本人はだいぶ「自己完結”ポエム”」に安住しがちな気がしてならないので。それはそれで突き詰めていけば良いいですけど。他者との関係性という点において「写真」というビジュアルを介すること、というのを考えてみると良いかと。むしろ僕は人と人だけの話の方がよほど難しい気がしています(ホントに)。相手にとっても「自分ごとになる」写真は文化も言語も越えるんだなと昨年のフランスでそんなことも実感してきました。
自分のキャラクターやプロジェクトの本質も出しつつ、キチンとコミュニケーションもできる。そんな作品…言ってて自分自身へハードル上がってきた感ハンパないですが、そんなことをちょっと考えて制作できると、きっと思わぬ人から「もしよかったら…」と言ってもらえると思うのです。
フォトニコ・ファイナル
展示するとともに、買ってみる・買ってもらうがどんな行為か経験してみること。締切を設定して制作すること。同じ方向性を向く仲間ができること。フォトニコに参加することで見いだせることは数多くあると考えています。継続して参加して頂いている方、過去に参加したことのある方、いつか参加しようと思っていた方、ぜひ今年もご検討よろしくお願いいたします!
パリフォト・サテライト展示 -nico-
フォトニコ延長企画として フランス展示(11月)も併せてご検討ください。
スマホ用
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