【海外写真コンペ情報 vol.3】けっこうみんな出しているPX3

公開日: : 最終更新日:2017/04/18 作品制作のヒント

PX3(Prix de la Photographie, Paris)

海外写真コンペの紹介は最初何にしようかなと思ったんですが、まずは自分が経験しているものから紹介するのが一番いいかなと思いますので、今回はPX3(Prix de la Photographie, Paris) 通称ピー エックス スリーを紹介したいと思います。あえてフランス読みすれば「ペ イクス トロワ」です。でもそう読んでる人に会ったことはありません。

PX3IPA(International Photography Awards)と並んで、けっこう有名っぽいので、周りにも出したことある人多いのではないでしょうか。

一応「Paris」という名称がついているだけあってヨーロッパ路線という位置づけですが、母体はアメリカの団体が管理しているので、そのへんはあんまり気にしないことにしています。きっと大人の事情があるのです。

50208_1

 

海外コンペの相談ができる

周りに出したことが多ければ実際に出した人に相談できる確率も上がりますし、近年応募フロー(特に入金まわり)もしっかりしてきたので、海外コンペ入門としてはけっこう良いと思います。

ちなみに「しっかりしてきた」と書きましたが、日本人のサービス精神には全っ然及ばないので、僕らから見るとものすごく曖昧な感じがします。

そういう意味では、日本語対応しているOnwardとかSony World Photography Organizationを最初に取り上げておけばいいのかもしれません。だけど、こういう異文化コミュニケーションを乗り越える方が「日本よ、これが世界だ!」という感じがして良いかなと思います。

50208_3

 

自分の言葉で伝えられたら・・

考えてもみてください。もし、海外コンペでグランプリとか取ってですよ。ギャラリーに招聘(しょうへい)でもされたら、通訳のサポート依頼するのダメとは思いませんが、やっぱりそれなりに英語環境でやれる気概みたいなのは持っておいた方がいいと思うわけです。

自分の作品を自分の言葉で人種問わず伝えられたら素敵じゃないですか。

50208_2

 

書いたのはこの人:本多 俊一

50126_24
1981年愛知県生まれ。グラフィックデザイナー/フォトグラファー。
ブログ:本多俊一の周辺考察

  • 御苗場vol.14 Scott Gray レビュアー賞ノミネート
  • 海外フォトコンペPX3:Honorable Mention
  • 展示:RICOH A.W.Pにてグループ展 など

 

フォトニコ・ファイナル

展示するとともに、買ってみる・買ってもらうがどんな行為か経験してみること。締切を設定して制作すること。同じ方向性を向く仲間ができること。フォトニコに参加することで見いだせることは数多くあると考えています。継続して参加して頂いている方、過去に参加したことのある方、いつか参加しようと思っていた方、ぜひ今年もご検討よろしくお願いいたします!

 

パリフォト・サテライト展示 -nico-

フォトニコ延長企画として フランス展示(11月)も併せてご検討ください。

スマホ用

関連記事

写真販売ロジック2:心おきなく売る

前回「写真販売ロジック1:斜め横からつながる」からの続きです。「買ってもらう」あるいは「買いたい!」

記事を読む

【海外写真コンペ情報 vol.2】オンラインでチャレンジできる海外コンペ

コンペってなに? そもそもコンペってなんだという話をすると、写真雑誌とかでよくある投稿コンテストみ

記事を読む

写真作品のエディション(edition)について

「エディションって何ですか?」「エディションはどうやって設定すればいいですか?」フォトニコ会期が迫っ

記事を読む

【海外写真コンペ情報 vol.4】 PX3の「毎年コンペ」と「テーマ別コンペ」

PX3では毎年春頃に開催のコンペがオープンになっています。それが The 2015 Px3 Annu

記事を読む

写真販売ロジック1:斜め横からつながる

フォトニコに3回参加したことを踏まえて、あくまで個人的な見解ですが「ひとつの本多ロジック (全4話)

記事を読む

フィルムカメラが無料レンタルできる!?KLASSE Wを使ってみよう!!

デジタルカメラは便利で使いやすいですが、 フィルムカメラも使ってみたいですよね。 機会があっ

記事を読む

【ギャラリー・コレクター注目の作品賞】活動の場が広がる!?

海外活動につながった事例紹介 に掲載したよう、フォトニコ展示をきっかけに 山本 春花 氏、三浦 咲恵

記事を読む

写真事務所の求人情報

写真を趣味で写真をはじめてみたもの、続けているうちに仕事としてやっていけたらと思うことがあるかと思い

記事を読む

海外活動につながった事例紹介

2014年に参加された、1F展示 山本 春花 氏、2F展示 三浦 咲恵 氏はフォトニコ展示をきっかけ

記事を読む

【海外写真コンペ情報 vol.11】IPA2015年の応募について

2015年 IPA(International Photography Awards) 〆切は6月3

記事を読む

スマホ用

スマホ用

  • <2016年>
    ・点数:32点
    ・総額:365,200円
    (Tokyo Institute of Photography)

    <2015年>
    ・点数:191点
    ・総額:1,225,956円
    (渋谷ギャラリー・ルデコ)

    <2014年>
    ・点数:141点
    ・総額:1,233,925円
    (渋谷ギャラリー・ルデコ)

【豪徳寺AIR】 作家と実験・体験する空間

フォトニコ開催からしばらく経ちましたが、その後フォトニコOBと顔をお合

佐藤 真那人写真展「静謐」@キヤノンギャラリー銀座

2016年フランス展示メンバー、佐藤 真那人がキヤノンギャラリー銀座に

佐々木 俊明「美しい嘘」 A.W.P Selection 2018-次世代を担う写真家たち-

2017年パリ展示メンバーの佐々木 俊明が本日より開催の企画グループ展

第3回 Art Potluck 開催レポート

6/2(土)に開催された、第3回 Art Potluck 開催レポート

2018年パリフォト・サテライト展示 -nico-

2016年11月にプロトタイプ企画として、パリフォト・サテライト展示を

PAGE TOP ↑