写真販売ロジック4:評価とともに責任が生まれる
公開日:
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最終更新日:2017/04/11
作品制作のヒント
写真販売ロジック1:斜め横からつながる
写真販売ロジック2:心おきなく売る
写真販売ロジック3:視点のわけまえ をお伝えしてきました。
最後に、写真販売ロジック4:評価とともに責任が生まれる です。
そしていい意味で責任も生まれる。
写真作家は作品が評価されて対価を得ることでこそ生きていけますし、次の作品に取りかかかれるわけで。逆にいうと、売れる度に「次」を期待されるということも同時に感じられると思います。ある種の責任感。作品も「次」があるからさらに価値が上がっていきます。制作をやめるとそこで作品の歩みもとまり一気に風化します。その風化に耐えられるとしたらシビアに作家自身のネームバリューがすでに確立されいてる状況や、その価値向上を次のステージとしてギャラリーやキュレーター側がバトンを持っている状況で、結果的に作家が止まっても作品が独り歩きできる状態まで来ている時です。ぶっちゃけ死んだら場合によってはそこで価値のブーストも効くかもしれません。
と言いつつ、継続していくことはマストで大事なことですし、買ってもらうことでその気持も引き締まるというものです。もちろん会心の一作って感じでも良いんですけど。それって一発屋のピン芸人っぽいですよね。フォトニコは「一歩づつでも歩みを止めない」という作家をより積極的に応援したい場でもあると思います。
フォトニコ・ファイナル
展示するとともに、買ってみる・買ってもらうがどんな行為か経験してみること。締切を設定して制作すること。同じ方向性を向く仲間ができること。フォトニコに参加することで見いだせることは数多くあると考えています。継続して参加して頂いている方、過去に参加したことのある方、いつか参加しようと思っていた方、ぜひ今年もご検討よろしくお願いいたします!
パリフォト・サテライト展示 -nico-
フォトニコ延長企画として フランス展示(11月)も併せてご検討ください。
スマホ用
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前回「写真販売ロジック1:斜め横からつながる」からの続きです。「買ってもらう」あるいは「買いたい!」
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